伊那フィルハーモニー交響楽団は「地元のアマチュア・オーケストラでベートーベンの第九を唄いたい!」という”夢のような事”を夢見た5人のおじさん・おばさんが中心になって、昭和60年に誕生しました。こんな田舎ではオーケストラをやるような人は集まらないかも・・・・という心配をよそに、初心者から経験者まで約60人が集まり、昭和61年に第1回定期演奏会を行いました。「消防法に触れたらどうしよう」と心配するほど大勢の方に来ていただきました。今では当時を知るメンバーも少なくなりましたが、第1回定期演奏会をお母さんと一緒に聴きに来ていた子どもが現在は私たちと一緒に演奏しています。オーケストラは大勢の人が集まらないと成り立ちません。団員が減り思うように活動できない時期もありましたが、ここ数年はお蔭様で新しい仲間が増えています。念願のソリスト、オーケストラすべてが地元の人による「手作りの第九」演奏会も伊那文化会館の開館(昭和62年)、会館10周年(平成11年)の節目に行うことができました。地元で活躍されている演奏家との共演も積み重ねてきました。これからも、地元の皆さんに親しまれるような活動を続けていきたいと思います。どうぞ、応援してください。